月の砂漠
年末年始に読んでた一冊。SF界の巨匠、アーサー・C・クラークの「渇きの海」
SFに通じてない方でも「2001年宇宙の旅」の作者と言えば聞き覚えがあるのでは。
アポロ以前に書かれた作品ですが、その頃は月には砂漠が広がり、
着陸船が沈んでしまうのでは、って検討されていました。
そんな月の砂漠での遭難事故の話です。
固体と液体の悪い特徴を併せ持つ塵のような月の砂。
そんな月の海に沈没し、外界とは電波も音も通じない。
酸素は持つのか、上がり続ける室温は、パニックは。
救出の様子は「チリの落盤事故」ともダブり、
次から次へと起こるトラブルは「はやぶさ」の冒険を思い浮かべる。
今読んでも決して古くない、ドキドキハラハラさせられる一冊です。
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